BITAS-SLEEP (睡眠解析)


■BITAS-SLEEP:簡易な睡眠解析ソリューション

メモリ型生体センサ(M-BIT)を装着して、睡眠中または24時間生体情報を計測し、専用解析ソフトウェア(BITAS-SLEEP)にて、計測したデータを解析します。通常の睡眠クリニックにおける睡眠解析では、入院し、ポリグラフを装着して、睡眠状態を計測します。
BITAS-SLEEPでは、入院することも必要なく、普段と同じ生活のまま、データ計測が出来ます。また、年齢に関係なく、小さな子供でも睡眠解析が出来ます。

特長1.ポリグラフと同等レベルのデータ解析を実現

小型生体センサ(BIT)による精度の高いデータ取得

自社開発の“超小型化した測定装置(BIT)”を胸部に装着する事で、“ノイズの少ないECG信号”(より精度の高い)が得ることができます。

独自開発ソフトウェアより正確なRR間隔の解析

良好なRR間隔の抽出方法を採用するとともに、自社開発ソフトウェアによる“偽RR間隔の除去”により、1拍程度の時間分解能を持つ時間周波数解析( 最も精度の高いSPWV法)を使用して良好な解析結果を得ることが出来ます。

(注)SPWV法は、ポリグラフで得られたデータに関する研究において、より高度な研究時に使用されることが多い時間周波数解析法である。

特長2:呼吸周波数の時間変動幅(VRFRE)の活用 
    (VFRE:Variance of Respiration FREquency)

呼吸周波数の時間変動幅(VRFRE)を独自定義した時間周波数解析の結果から、呼吸周波数(RFRE)の時間変動を求め、解析エポック当たりのその時間変動幅(VRFRE)を定義し、VRFRE活用による睡眠領域の検出精度が向上するとともに、新しい睡眠開始時刻の検出法及びNREM睡眠領域の推定方法を採用しています。従来からの微小体動法による睡眠・覚醒推定に加えて、本手法により補完することで、“より精度の高い睡眠・覚醒、REM睡眠領域”を推定することもできます。

解析した結果例を、下記に示します。


■主な解析項目

1) 睡眠の質

以下の項目を、レーダーチャートで表示します。

 ○睡眠時間

 基準時間を8時間としていますが、これは人によって違いますので、長年続けている自分の睡眠時間を元にして
 判断してください

 ○入眠潜時

 入床(ベットに入って)から、実際に眠るまでの時間です。一般的に10〜20分間位です。

 ○途中覚醒回数

 寝心地の悪さ等による大きな体の動きの回数です。

 ○睡眠効率

 入床してから起床までの間に、実際に寝ている時間がどの位かを示す数値です。0.9(90%)以上が良いと言えま
 す。これが下がると少し睡眠が浅いか、何らかの他の原因で良く眠れていないことが考えられます。

 ○姿勢変動回数

 簡単に言えば寝返りの回数です。男性と女性とでは平均回数が異なります。

 ○自律神経活動バランス

 睡眠中に、2つの自律神経、即ちアクセル役の「交感神経」とブレーキ役の「副交感神経」がどのようになってい
 るかを示すデータです。1.0 が基準値です。これが、大きくなるとアクセルが強くて、眠りが妨げられていること
 になります。

例えば、一人の自律神経のバランス(交感神経と副交感神経)を複数回計測して、比較してみると、下記のように、睡眠の質がわかります。



2) 自律神経活動度(CVRR)

CVRR(RR間隔変動係数) =  RR間隔の標準偏差 / RR間隔の平均値

心臓の収縮から次の収縮までの時間間隔(これをRR間隔といいます。)は、実は一定ではなく、時々刻々と変動しています。これも、心臓が次の収縮までの時間間隔を短くしようとする交感神経と、長くしようとする副交感神経の拮抗的な支配を受けているからです。間隔のばらつきが大きいほど自律神経活動は元気という事になります。

3) 睡眠領域

睡眠か、覚醒かの区別を表示します。

4) 睡眠時無呼吸

10秒間以上の呼吸停止状態を「睡眠時無呼吸」状態といいます。
1時間当たりの睡眠時無呼吸の発生回数により、以下のに分けられます。


1時間当たりの

無呼吸状態の発生回数
無発生
5回未満
軽度
5回から15回
中程度
15回から30回
重篤
30回以上


5) 皮膚温度

BITを装着した場所の皮膚表面温度です。一般的な体温とは異なります。

6) 心拍数

一般的に、心拍数は100以上を『頻脈』といい、60以下を『徐脈』といいます。しかし、激しいスポーツをしてきた人には「スポーツ心臓」になっていて、60以下が当たり前の人もいます。しかし、一般的には、座位活動時(デスクワーク等、運動をしていない状態)、60〜100が正常で、平均的には静止時には70〜80位が平均値です。 

7) 呼吸数

1分間あたりを呼吸回数です。